アレルギー科

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アレルギー性鼻炎レーザー治療について

レーザー治療は、鼻粘膜へのレーザー照射でアレルギー反応を鈍くします。アレルギー性鼻炎や花粉症などの鼻炎症状の中でも、特に鼻づまりに対しては高い効果があります。

当院ではもっとも効果的とされる「CO2レーザー」を使用しています。

対象となる方

  • 鼻炎症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)のうち、鼻づまりの症状が強い方
  • 慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎など、一年中症状のある方
  • 長期の通院が困難な方、薬を使いたくない方
  • 花粉飛散シーズン中の症状がひどくて辛い方

など、年齢は、小学校中学年くらい(10歳くらい)から可能です。

治療効果について

レーザー治療で、アレルギー性鼻炎や花粉症が治ってしまうわけではありません。レーザー治療を行う上でのメリットは、お薬が減らせることや病院に定期的に通院しなくてもよくなることです。持続期間は平均して約1~3年です。とくに鼻づまりは80%以上の方で改善するとデータが出ています。その他、鼻水やくしゃみも改善されます。個人差があり、1回の施術で効果が出ることもありますが、3回程度の治療が必要になる方や、治療効果が出にくい方もあります。

治療時期

基本的にはいつでも治療を行うことができます。ただ、鼻炎の症状が出ている時にはレーザー治療によって、一時的ですが更に症状が悪化しますのでお勧めできません。
スギ花粉症の場合には、症状が出ない秋から冬に治療を予定いたします。

治療の流れ

レーザー治療を行った方がよいかどうか、いつ行うかについて、医師と相談して決めます。治療を受ける前に、治療内容や治療後について、疑問に思うことや不安なことがあれば、お気軽にお尋ねください。
必要に応じて、アレルギーの原因物質について血液検査を行います。
鼻の粘膜に表面麻酔を行った後、レーザー照射します。15分程度で終了します。術中の出血や痛みはほとんどありません。照射後1週間ほどは、鼻粘膜が腫れて鼻づまりや鼻水が多くなりますので、念のため、数日間は痛み止めや鼻水を抑えるお薬をお渡しします。

治療費の目安(保険適応となります)

3割負担の方ので手術施行代として:9,000円位

舌下免疫療法

当院では、スギ花粉・通年性(ダニ)によるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法を行っております。

舌下免疫療法とはアレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法(減感作療法)の1つです。アレルギー症状を治す可能性のある治療法と考えられています。
スギ花粉症の場合は「舌下にスギ花粉の液をたらして、花粉の耐性をつけさせることで花粉症を治す」方法です。

舌下免疫療法の効果

  • 完治例は10~20%程度
  • 効果があった。60~70%
  • 効果がなかった。20%

全体の70~80%の人に有効ということになります。

つまり誰でも完治するわけではなく、この方法はより症状が良くなるためのものであり、花粉の多く飛散する時には病院も飲み薬などの併用することも勧められます。少ない併用薬で症状を減らす治療と理解してください。

こちらを参考にしてください。⇒鳥居薬品のアレルゲン免疫療法専門サイト

舌下免疫療法の可否

舌下免疫療法の適応(可能)となる方
スギ花粉症、または、ダニ(ハウスダスト)アレルギーであると診断された方
年齢12歳以上
症状を問わずお薬を毎日服用できる方(スギ花粉が飛散していない時期も毎日服用)
定期的な通院が可能な方(約2年以上、1回/月通院)
治療の対象とならない方
重度の気管支喘息をもっている方
11歳未満、65歳以上のかた
妊娠中、授乳中、妊娠希望の方
悪性腫瘍治療中の方
重い心臓の病気を合併している方や高血圧でβブロッカーという薬を服用している方
免疫不全などの病気の方 治療で免疫抑制剤を使用している方

治療期間について

長期間(2~5年)、継続的に毎日1回行う必要があります。

投与方法

舌の下にお薬を投与します。
約2分間おいてお薬が完全に溶けたら唾液を飲み込みます。
投与後5分は、うがいや飲食を控えます。
また、投与前後2時間程度は激しい運動やアルコール摂取、入浴などを避けるようにします。

治療の開始時期について

花粉症の舌下免疫療法は花粉飛散シーズンには開始できません。
スギ花粉症の場合は、スギ花粉シーズンが終わってからの6月から11月が治療開始となります。

ダニアレルギーの舌下免疫療法は、時期は関係なくいつからでも治療が開始できます。

治療の流れ

1.検査
まず「血液検査」にて「アレルギー検査」を行います。
2.検査結果
約1週間後に検査の結果を説明し、スギ花粉またはダニによるアレルギーと確定されたら治療を開始します。
3.投薬
  • 院内にて初回投与(投与後、30分間観察)
  • お薬の増量期間(2週間):自宅にて服用
  • 維持期(定期的に受診):自宅にて服用

副作用について

次のような副作用があらわれる可能性があります。

  • のどの刺激感
  • 口の中の腫れ
  • 口や耳のかゆみ などの症状
  • 最も重篤な副作用(アナフィラキシー)

アナフィラキシーショック

医薬品などに対する急性の過敏反応により、投与後の多くの場合30分以内で、じんましんなどの皮膚症状や、腹痛・嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状(意識の混濁)などがみられること。

アナフィラキシーについての詳細はこちら(アナフィラキシーってなあに.jp)

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